オンス（oz）とは？
オンスとは生地の厚さの目安として使われる表記です。
プリントプランでも、Tシャツやトートバッグなどの生地厚を表す際に「◯オンス」という表記をしています。
アパレルショップでもよく見かけますが、オンスはもともとアメリカやイギリスで使われているヤード・ポンド法に由来する単位です。
このオンス、実は生地厚を指す単位ではなく、重さを指す単位なんです。
「1オンス＝1ヤード四方（約90cm四方）の生地の重さ」とされており、オンスの数字が大きいほど生地は重く、一般的に厚みがあるとされています。
そのため、重さの単位であるオンスが「生地厚の目安」として広く使われるようになりました。
つまりオンス（oz）とは…
- 生地の厚さの目安
- オンスの数字が大きいほど、生地は重く厚みがある
日本では重さといえばグラム(g/平方メートル)ですが、Tシャツにオンスが使われているのは、Tシャツがアメリカから普及した製品だからみたいですね。その名残で、現在もヤード・ポンド法による表記が使われています。
オンスとTシャツの目安
オンスについてざっくり紹介しましたので、次はTシャツのオンス別の特徴や用途について書いてみます。
「どの生地厚がいいのか」の目安になるとうれしいです。
Tシャツのオンス別の特徴/用途について
| オンス数 | 特徴 | 用途例 |
|---|---|---|
 |
軽くて柔らかい薄手タイプ。 通気性が良い。 |
夏用Tシャツ イベント・キャンペーンTシャツ 展示会 |
 |
多くのTシャツに採用されている標準的な厚さ。 | スタッフ・チームTシャツ 販促用・ショップユニフォーム |
 |
厚みがあり、長く着られる耐久性が魅力。 | オリジナルブランド ストリート・カジュアルファッション |
 |
しっかりと厚みのあるスウェット寄り。 | 作業用・アウトドア向け スウェット・トレーナータイプ |
 |
超厚手。非常に丈夫で、ハードな環境にも◎ | ユニフォーム ワークウェア 防寒用ウェア |
オンス別/素材別にTシャツ・ポロシャツを探したい方は、下記ボタンからシャツ早見表をご確認ください。
| オンス数の低いTシャツのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 軽くて柔らかく着心地が良い | 洗濯で型崩れしやすい |
| 価格が安く大量注文に向いている | 透けやすく耐久性が低い |
オンス数の低いTシャツは、生地が軽くて通気性がよく、イベント配布や夏向け、短期利用に向いています。生地が薄いため透け感が出やすく、耐久性はやや劣ります。長く着る用途や1枚でしっかり見せたい場合は5〜6oz以上が無難です。
| オンス数の高いTシャツのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 耐久性が高く、洗濯に強い | 種類が少なく価格が高め |
| 透けにくく高級感がある | 生地が硬く、インナーには不向き |
| 保温性があり冬にも使える |
オンス数の高いTシャツは、生地が厚く丈夫で型崩れしにくく、しっかりした着用感があります。オンス数が高くなるほど重みと硬さが出て暑い季節にはやや不向きですが、長持ちしやすく高級感のある仕上がりになります。
用途に合わせたTシャツのオンス数の選び方
Tシャツ プリント方法
主なプリント方式の違い、仕上がり・耐久性・価格・用途別おすすめなど
| 用途 | おすすめオンス | 理由 | おすすめのプリント方法 |
|---|---|---|---|
| クラスT・イベント | 4.0～4.9oz | コスト重視で軽くて涼しい | シルク印刷、インクジェット |
| 物販・ブランドT | 5.6～6.2oz | 高品質で透けにくく長持ち | シルク印刷、刺繍 |
| ユニフォーム | 6.0oz以上 | 耐久性と存在感がある | シルク印刷、昇華転写 |
| インナー | ～3.9oz | 軽くて重ね着しやすい | インクジェット、転写プリント |
生地素材と各プリント方法の相性については、下記ボタンからご確認ください。
「用途」よりも目的や予算感から選びたい方向け
| 条件 | おすすめオンス | おすすめのプリント方法 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| コスト優先 | ～3.9oz | インクジェット、転写プリント | 薄手で重ね着しやすく、インナーや配布用に最適 |
| 4.0～4.9oz | シルク印刷（大ロット）、インクジェット（少ロット） | 軽くて涼しく、イベントやクラスT向け。大量生産で単価を抑えやすい | |
| 質感優先 | 5.6～6.2oz | シルク印刷（発色）、刺繍 | 透けにくく長持ち。ブランドTや物販に向く |
| 6.0oz以上 | シルク印刷（耐久性）、昇華転写（ポリエステル素材） | 厚手で存在感があり、ユニフォームや長期使用に最適 |
まとめ：Tシャツ選びに役立つオンスの基礎知識
オンス（oz）とは？
1平方ヤードあたりの生地の重さを表す単位。数値が大きいほど厚くて重く、耐久性や高級感が増します。
| オンス別の目安
- ～4oz：イベントやクラスTシャツに多い。軽量＆低コスト。
- 5～6oz：標準的。透けにくく普段着や物販に向く。
- 7～8oz：厚手で型崩れしにくい。ユニフォームやブランドT向き。
- 9～10oz：しっかりと厚みのあるスウェット寄り。秋冬用やスウェット感覚。
- 10oz以上：超厚手で重厚感あり。ハードな環境にも◎
| 厚さごとの特徴
- 厚いTシャツ：耐久性が高く透けにくいが価格は高め。
- 薄いTシャツ：軽くて着心地は良いが透けやすく耐久性は低い。
| 選び方のポイント
- イベントや大量配布：コスト重視→4.0～4.9oz
- 普段着や販売用：品質重視→5.6～6.2oz
- ユニフォームや長期使用：耐久性重視→6.0oz以上
- インナー用途：軽さ重視→～3.9oz
| プリント方法との相性
さいごに
Tシャツ選びでは、オンス（生地の厚み）によって着心地や用途が大きく変わります。軽やかでコストを抑えたい場合は薄手、耐久性や質感を重視したい場合は厚手と、目的に合わせて最適な生地厚を選ぶことが大切です。用途別に生地を比較しながら、イメージに合ったTシャツを見つけてみてください。
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